News Release

三洋貿易株式会社との資本業務提携締結のご報告

この度、三洋貿易株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新谷 正伸/以下三洋貿易)を引受先とする第三者割当増資にあたり、資本業務提携契約を11月30日(水)に締結いたしました。
G&Sは本資本業務提携により、当社が開発、展開している高齢者施設利用者の施設内外位置情報をリアルタイムに把握できる見守りサービス「施設360°(シセツサンロクマル)」の開発を急進し、サービス機能を強化、より付加価値の高いサービスの提供を目指し、超高齢化社会という社会課題に向け、高齢者の皆様が安心安全に過ごせる超高齢化社会の構築を目指します。


■資本業務提携の背景と目的
高齢化は日本で急進している社会現象であり、超高齢化社会はヘルスケア業界だけでなく、国の大きな社会課題です。今後需要が伸長する介護業界の人手不足問題は日増しに深刻化しており、2025年には約32万人、2040年には約69万人も不足すると予想されています。その流れから、高齢者施設に係る職員と入居者の対面業務の最小限化や、ウェブシステムを用いた施設内での位置確認など、施設内のDX化による人員不足の課題解決は急務となります。また、「高齢者住まい法(H23年改正)」により、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など、民間運営の各種高齢者施設への安否確認サービス導入は義務化されましたが、施設内見守りサービスの多くは、センサーの設置など大掛かりでコストのかかるものが多く、小規模な施設などでは導入に苦慮するケースも多く見受けられます。
三洋貿易は、注力市場のひとつとして「ライフサイエンス」を定め、生活の質の向上へ貢献をすべく、具現化可能な次世代事業の創出に取り組んでいます。2022年3月に開催された“CareTEX東京’22”への出展から、G&S提供の高齢者施設内の見守りサービス「施設360°」の取り扱いを開始しています。
G&Sと三洋貿易は本資本業務提携によって、低コストでの導入が可能で、施設内にWi-Fiがあれば専用端末にアプリを導入するだけで利用開始できる「施設360°」の開発と普及を促進し、介護業界の人材不足や、導入費負担軽減、高齢者施設における業務効率化などに貢献するべく、共に社会課題の解決を目指します。

■「施設360°」今後の展開
現在は複数の施設での実証実験を実施しており、そこで得たフィードバックをもとにサービスの機能改善、また、課金体制やサポート体制の改善を日々行っています。今回の資本業務提携による資金を活用し、新規機能の機動的な追加を推進し、サービスの利便性を向上し、利用者様にとって利便性が高く、また事業としても持続可能な体制を構築していきたいと考えています。三洋貿易と連携することで、高齢者施設への展開において、より早く、より広範なエリアへの展開を行い、当社の中核事業の一つにしていくと共に、社会問題の解決の加速度を上げていきたいと考えております。

■三洋貿易株式会社 コメント
代表取締役社長 新谷 正伸
G&S様とは22年初頭から拡販活動における連携を進めてまいりました。この度、高齢者施設への「施設360°」の導入を更に進め、また介護現場で本当に必要とされるより付加価値の高いサービスの提供を目指して、資本業務提携に至りました。当社の注力セグメントの中でも「健康」は重要なテーマの一つであり、ヘルスケアAIの分野において独自ノウハウを有するG&S様の開発力には大変期待しております。当社は主に営業面でG&S様をサポートしながら現場ニーズをしっかり捉え、より良いサービスの構築に貢献していく所存です。

■ジョージ・アンド・ショーン株式会社 コメント
代表 井上 憲
施設360°は「少しだけ優しい世界を創ろう。」という当社のビジョンを元に、施設で過ごすアクティブな高齢者の方々の、日々の自由な生活を少しでも支えたいという想いからうまれました。三洋貿易様からこの度、ヘルスケア領域で初の国内出資を頂けた事について、心から嬉しく光栄に思うと同時に、三洋貿易様の持つ素晴らしい力と熱意を活用させて頂き、施設360°の更なる改善と、本格展開を推し進めていける事に大変ワクワクしております。まだ小さいベンチャー企業ですが、本資本業務提携を契機として、この高齢者認知症の社会課題解決を牽引する企業となっていけるよう、精進したいと思います。
本出資を迎えるにあたって、三洋貿易 新谷社長を始め、三洋貿易で実際に日々ご一緒させて頂いている多くの方から応援のお言葉、ご支援を頂戴致しましたこと、この場をお借りしまして、深く御礼申し上げます。