News Release

〜高齢者が元気で安心して暮らせるまちづくりを推進〜 「目指せ鹿屋健康寿命日本一プロジェクト」に参画

MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社(代表取締役社長:舩曵 真一郎、以下「三井住友海上」)とジョージ・アンド・ショーン株式会社(代表取締役社長:井上 憲、以下「G&S」)は、国立大学法人鹿屋体育大学(学長:金久 博昭、以下「鹿屋体育大学」)が実施する「目指せ鹿屋健康寿命日本一プロジェクト」に参画します。
本プロジェクトは、鹿屋体育大学が令和4年度「大学スポーツ資源を活用した地域振興モデル創出支援事業※1」に採択されたことにより、鹿屋体育大学の所在地である鹿児島県鹿屋市の「地域課題の解決を目指す持続可能なモデル事業」として実施します。

※1:大学が有する豊富なスポーツ資源(人材、施設、教育・研究・部活動の成果など)を有機的かつ複合的に活用し、自治体が抱える地域の課題を解決する持続可能なモデル事業を実施し、その成果を全国へ展開することを目的とするもので全国5大学(2022年9月30日時点)が採択されました。

1.参画の背景
日本の高齢化の進行に伴い、認知症患者も年々増加しています。内閣府によると、65才以上の認知症患者は2025年には約700万人に達するといわれています。このような環境において持続可能な社会を実現するためには、認知症に至る前の軽度認知障害(MCI)の段階で兆候を察知し、認知症予防策を提供できるサービス開発が期待されています。
三井住友海上とG&Sは、認知機能推定AIにより高齢者の認知機能低下を検知する技術の共同研究を進めています。鹿屋体育大学が地域高齢者向け運動施設で提供している認知症予防運動プログラム(オフライン)に、G&Sが開発を進めるオンラインサービスを連携し、これに三井住友海上の有する国内ネットワークを活用することで、オフラインからオンラインまでのコミュニティ創出を支援する認知症予防取組を推進していきます。

2.本プロジェクトの取組内容
(1)目的
近未来の地域のスマート化に対応すべく、ICTを活用し、自立した生活を営める時間「健康寿命」の延伸に資する、オンライン上での健康サービスの検証を行います。
・運動プログラムをオンライン上で実施することによる、高齢者の日常生活の行動変容検証
・高齢者が運動プログラムをオンラインで利用するサービスのUI・UX検証
・利用動向データや運動機能・認知機能測定データの分析による、認知症予防に資するコンテンツの検証ならびに脳の認知機能推定AIの開発

(2)実施概要
①対象者
「地域内の交流が盛んにあり、全世代が元気で安心して暮らせるまち」を目指している、鹿屋市花岡地区町内会の住民運営組織である「花岡おこし会」の高齢者約25名
②提供プログラム
週1回の運動教室と、認知症予防コンテンツ(オンラインサービス)を利用した自宅での運動プログラム
③実施期間
10月7日〜12月下旬
④効果検証
教室前後での運動機能(各種体力測定)・認知機能(MCIのスクリーニングテスト)の測定・評価

<ご参考>

三井住友海上火災保険株式会社
三井住友海上は、MS&ADインシュアランス グループの中核を担う損害保険会社で、グローバルな保険・金融サービス事業を展開しています。
レジリエントでサステナブルな社会の実現に向けた、4つの社会課題(「地球環境との共生」「革新的テクノロジー」「強靭性・回復力」「包摂的社会」)への取組の一つとして、高齢者向けのオンラインサービス提供をG&Sと連携して開始しています※2。
※2:2022年1月21日ニュースリリース 「大阪スマートシニアライフ実証事業推進協議会」への参画について
https://www.ms-ins.com/news/fy2021/pdf/0121_1.pdf

・代表:代表取締役社長 舩曵 真一郎
・本店所在地:東京都千代田区神田駿河台3-9
・電話番号:03-3259-3111(代表)
・Webサイト:https://www.ms-ins.com/

国立大学法人鹿屋体育大学
国立唯一の体育大学である鹿屋体育大学は、スポーツ研究・イノベーション拠点としての最先端研究設備を誇るスポーツパフォーマンス研究センターを活用した教育・研究活動を推進するとともに、地域・社会貢献活動の一環として、教育・研究の成果を積極的に地域の方へ生涯学習の機会として提供しています。また、大学スポーツを通じた多様な分野との連携を推進し、身体運動による健康づくりとスポーツ・武道文化の振興・発展への貢献に取り組んでいます。

・代表:学長 金久 博昭
・所在地:鹿児島県鹿屋市白水町1
・電話番号:0994-46-4111(代表)
・Webサイト:https://www.nifs-k.ac.jp/